行政書士試験当日の過ごし方と事前準備

ノウハウ

突然ですが、私は独学で5回の挑戦を経て行政書士試験に合格しました。そのため、”試験当日の過ごし方”や”事前に何をしておくべきか”ということに非常に慣れました(慣れたくなかったんだけどね・・(;^ω^)資格試験予備校に通っていたほうがよかったかな)。

ということで、私の経験から行政書士試験当日の過ごし方と事前準備についてお話します。そしてこれを、「事前準備編」と「当日の過ごし方編」の2つに分けてお話します。

なお、この記事は勉強方法とかではなく、主に”直近または当日の生活においてすべきこと”を主眼として書いていますので、その点はご了承ください。

そして、

事前準備編は「当日、不安なく試験に取り組むための準備
当日の過ごし方編は「13:00~16:00に最大のパフォーマンスを発揮する方法

にフォーカスをあてて話をしていきます。参考にしてください。

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事前準備編

事前準備においては、当日、不安なく試験に取り組むための準備を淡々と整えましょう。具体的には以下の3点です。

・近場の試験会場を押さえろ!
・前日の眠る時間は好きにしていい
・3時間全集中の力を養う

この3点を詳しく説明していくよ

近場の試験会場を押さえろ!

まず事前準備として、最初に重要なのは、近場の会場を押さえろ!ということです。

多くの人が、”自宅に一番近い会場を押さえる”というのが、通常だとは思いますが、案外これができない場合が多々あります。具体的には、①「一番近い所でも試験センターが設定した会場が自宅から遠い」とか、②「第1候補の会場ではなく第2候補の会場にまわされた」といった場合です。

これを解決するために、①については「試験会場に近いホテルに泊まる」②については「第2候補にまわらないよう申込みが始まるやいなや願書を提出する」といった対策が必要です。

ではなぜ、それほどまでのことをして近場の会場を押さえる必要があるのでしょうか?

それは、単純に移動時間のストレスを軽減するためです。

もし、試験当日に「ギリギリに起きてしまった」「いろいろと準備していたら遅れそう」といった事態に陥った場合、会場に向かうという行動だけで、体力・メンタル共に疲弊してしまいます。

体力とメンタルは、試験当日13:00から16:00にすべて出し尽くすため、なるべく温存しましょう。そのために、近場の会場を押さえるか、近場に移動しておくことにより、移動時間による体力・メンタルの消耗を押さえるのです。

前日の眠る時間は好きにしていい

行政書士試験は13:00スタート、会場入りはその30分前の12:30までに会場に入ればOKです。つまり、結構遅い時間といえます。ゆえに、あまり遅刻の心配はないかと思われます。

だったら、前日は好きな時間に就寝しましょう。要は、いつも通りに眠ればいいのです。

いつも、夜10時まで勉強をして風呂に入って11時に就寝というのであれば、そのままでいいということです。要は、いつもの生活スタイルを変えるな!ということです。

試験の結果はつまるところ、日々の継続と積み重ねの結果です。毎日3時間の勉強を続けていたのであれば、それが結果に反映されます。

なので、前日だからといって特別なことをする必要はなく、いつも通りに勉強して就寝すればいいのです。特別なことをしたことにより、逆にリズムを乱して本来の力が発揮できない恐れもありますので注意してください。

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3時間全集中の力を養う

試験当日は13:00から16:00の3時間の間、試験問題と向き合う、という長丁場になります。これをこなすためには、事前に経験しておくことが必要です。

何を経験するかというと、「資格試験予備校が主催する模擬試験を受けたり」「市販の模擬試験問題集を13:00から16:00の時間帯でノンストップで解いたり」することです。

なぜこのような経験が必要かというと、3時間という長丁場はかなりつらい上に、集中力が持たないからです。だから、事前に本番を想定した3時間全集中の訓練が必要となります。

私は最初の受験にて、このことを知らずに本番に臨みました。結果、集中力が持たずに試験終了30分前に退出(この時、受験した教室内で途中退出者は自分だけ、結果は当然不合格)。これでようやく、事前の経験と訓練によって3時間全集中の力をつけなければいけないということに気付かされました。

もちろん、「本番を想定した3時間の訓練なんて当然やっているよ(# ゚Д゚)/」という人もおられるでしょうが、やっていない人は絶対に!実行をしましょう。

また、「試験の解答順番」も一番効率のいい方法を事前に模索しておきましょう。解答順番に関しては行政書士試験攻略法-おすすめ解答順番を参照にしてください。

当日の過ごし方編

本番当日においては13:00~16:00に最大のパフォーマンスを発揮するための行動を朝から実行します。それが以下の3点です。

・最終チェックは判例六法
・起きる時間は自由に
・試験中のトイレは厳禁

この3点も詳しく説明するよ

最終チェックは判例六法

前述したとおり、近場の会場を押さえて当日の時間に余裕ができました。試験開始までの数時間で何を勉強すべきか。要は、何を最終チェックの勉強とすべきかが問題となります。

では、何をすべきでしょうか?

それは、判例六法で最終チェックです。

これは、行政書士試験のための六法全書指南にてもおすすめしている方法で、普段から勉強した条文や判例を判例六法にマーカーしておき、直前にそれらを総覧するという方法です。

六法全書マーカー

この方法は、法律系資格試験受験生の鉄板のやり方といえます。そして、その効果も高いです。もちろん、行政書士試験においてもかなり有効です。

有効な理由は、短時間でこれまでやったことの見直しが可能だからです。

また、直前に問題集を解くなどの複雑なことはしてはいけません。集中力と体力を消耗するためです。集中力と体力は試験時間まで温存しておき、それまでは判例六法を素読みするぐらいがちょうどいいのです。

起きる時間は自由に

試験当日、「何時に起きればいいの?」という疑問があるかと思われますが、これに対する答えは「好きにしていいよ( ´∀` )」というのが答えになります。具体的には、朝に自然と目が覚める時間まで寝ていればいいのです。

これは、前述の”前日に眠る時間は好きにしていい”と関連していますが、試験の開始時間はわりと遅い時間帯なのでナチュラルに目が覚める時間まで寝ていればいいです。

これにより、体が欲している睡眠時間が確保され、当日の気力体力の充実につながり、3時間全集中の力を発揮できます。

あと、「当日は、8時に起きて準備をして、最終チェックを9時から12時までやって、えーと、あとはこれとこれを・・」的なスケジュール調整をあえてする必要はないです。当日にまでノルマを課すのはストレスと緊張につながります。

そこで、あえて、ゆるーーく( ゚ ρ ゚ )ボー行きましょう。

なぜかというと、人間の集中力には限りがあるからです。当日は試験に取り組むための集中力を温存することを考えましょう。

つまりは、しっかりと眠り、リラックスして、試験開始時に一気にスイッチを入れて、3時間全集中するのです。

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試験中のトイレは厳禁

試験中トイレに行くのは絶対にやめましょう!

これは、単純に時間がもったいないからです。行政書士試験は1問あたりにかけられる時間が平均3分ほどです。もし、トイレに行って5分ロスすれば約2問分の損失をすることになります。

よって、トイレに行かなくて済むように「試験前に済ませておく」のはもちろんのこと、「前日・当日の飲食内容にも気を配る」ようにしましょう(前日の飲み過ぎは厳禁ですよ!( ´∀` ))。

※なお、昼食はなるべくとらないほうがいいでしょう(眠くなるし(;^ω^))。まあ、どうしてもお腹が空いていた場合は甘いもの(チョコレートや飴)などを軽く摂取するのがおすすめです。

また、人によっては途中でトイレに行くことによって「いったん休憩」「いったんリフレッシュ」になるから行くという人もいます。ですが、前述した損失を考えると「休憩・リフレッシュなどは試験が終了した後にすればいい」というのが正解です。

さらに、前述した事前準備にて3時間全集中の力を養ったのに、トイレによって実行できなくなるのはもったいないです。

トイレなど挟まずに、3時間全集中の力を発揮しましょう。それが合格への最終試練だと思ってください。

でも、どうしても行きたくなったら我慢せずに行ってね!(;^ω^)生理現象だからしょうがないよ

まとめ

以上述べたことをまとめると、

①近場の会場を押さえて④判例六法で最終チェック
②前日の眠る時間は自由で⑤当日の起きる時間も自由
③3時間全集中の力をつけて⑥トイレには行かない

この6項目を実施すればよいのです。

ただ、もう1つ付け加えることがあります。

それは、行政書士試験当日(11月第2日曜日)は非常に寒い場合が多いということです。それぐらいの時期がちょうど秋から冬への切り替わりです(関東の場合ですけどね(;^ω^))。ですから、季節の変わり目で風邪をひかないように注意してください。睡眠・食事・防寒と体調に気を配った生活をしましょう。

以上が私からの提案となります。本番に最高のパフォーマンスを発揮すべく体調とメンタルを整えましょう。