行政書士試験攻略法

ノウハウ

10月の後半くらいの時期になると思い出すことがあります。

それは行政書士試験です。行政書士試験は例年11月の第2日曜日に行われます。私は平成27年度行政書士試験において合格を果たしていますが、10月後半のこの時期になると追い込みで必死に勉強していたことを思い出します。

そこで僭越ながら、これから行政書士試験合格を目指している方へ、少しでも参考になればということで、私なりの必勝法を伝えていきます。

行政書士試験合格証
行政書士試験合格証。これをもらった時はうれしかったなー( ´∀` )

※本記事はアフィリエイト広告を利用しています。

攻略のための勉強法

行政書士試験合格ための勉強法はズバリ!

司法試験・予備試験の択一問題を解け!

となります。

行政書士試験は憲法・行政法・民法・商法という4つの法律科目の勉強が必要ですが、その内、行政法と民法の2つは司法試験もしくは予備試験の択一問題を解くのがおすすめということです。

予備試験:司法試験の受験資格を得るための試験。通常、司法試験を受験するためには法科大学院を卒業することが求められる。しかし、予備試験を合格すれば法科大学院を経ることなく受験できる。ただし、本番の司法試験よりも難易度が高いともいわれている。

行政書士試験は300点満点のうち180点を取れば合格できる試験です(正確には法律科目のほかに、一般教養科目というものがあり、そこで4割以上を正解した上での180点)。そして、問題の点数配分の6割以上が行政法と民法になっています。つまり、行政法と民法を完璧にしてしまえば、一般教養科目で足切りを食らわないかぎり合格ということです。

ただ、行政法と民法を完璧にすることは大変難易度が高いです。なぜならば、行政法と民法の範囲・分量は多いうえに、10数年前より行政書士試験の問題難易度は年々上がっているためです。そのため、おいそれと行政法と民法で高得点をあげることは難しいのです。

そこで、行政書士試験より難易度が高いとされる司法試験・予備試験の択一問題を解くというのが私の提案となります。なぜならば、最近の行政書士試験の高難易度化により、行政書士試験の択一問題と司法試験・予備試験の択一問題とで難易度が近接しているためです。差がないという意見もありますが、実際勉強した自分の感覚では、やはり司法試験・予備試験の方が一段くらい難易度が高いかなと思っています。

つまり、1つ上のレベルで腕を磨けということです。それぐらいやると合格ラインに到達します。

自身の合格までの経緯

このような提案をするのは、私の経験からです。私は行政書士試験合格まで独学で5年ほど要しています。最初は市販されている行政書士試験用テキストと問題集を使用してましたが、行政書士試験の難易度の高さにずっと対応できずにいました(もっと早く合格するために資格試験予備校などに通っても良かったかも(;^ω^))。

資格試験の業界では、司法試験より行政書士試験のほうが難易度が低いという認識なので、市販されている行政書士試験用テキストと問題集は司法試験のものより薄っぺらいです。

しかし、前述のとおり、行政書士試験と司法試験の難易度の近接により、市販の行政書士試験用テキストと問題集は現在の行政書士試験に対応できるレベルにないと感じました(あくまでも私の私見です)。

そこで私は、合格の1年前より司法試験のテキストと問題集で勉強を始めたところ、見事合格を果たすことができたのです。ヾ(*´∀`*)ノヤッター

司法書士試験問題集
この司法試験・予備試験の問題集を1周させただけで合格できました。

2023年版 司法試験・予備試験 体系別短答式過去問集 2-1 民法1〈総則・物権〉 [ 早稲田経営出版編集部 ]

価格:2,860円
(2023/1/25 11:22時点)
感想(0件)

法律の勉強に難易度の差などない

そして、よくよく考えてみると「法律の勉強に難易度の差など存在しない」ということに合格後気がつきました。

そもそも、民法は民法であり、司法試験用民法とか、司法書士試験用民法とか、はたまた、行政書士試験用民法とかあるわけではないのです。ゆえに、法律を学ぶということは、どの資格試験であれ同じであるということに気がついたのです。

だから、行政書士試験に合格するため 司法試験・予備試験の問題を解くことは必然の流れなのかもしれません。これから行政書士試験の合格を目指す方は、このことが理解できれば合格に近づきます。

ちなみに、憲法と商法に関しては行政書士試験の過去問だけで大丈夫です。憲法と商法も司法試験の択一問題を解くのが理想ではありますが、ほとんどの受験者はそこまでの時間的余裕はないので過去問だけやれば大丈夫でしょう。

以上が、私の考える行政書士試験攻略法となります。行政書士試験合格を目指す方の参考になれば幸いです。

なお、こちらで、合格までの勉強の進め方とスケジュールを紹介しています。参照してみてください。