行政書士試験の一般知識問題を攻略する方法

ノウハウ

行政書士試験において常に頭を悩ますのものといえば・・

一般知識問題です。

なぜならば、足切りがあるためです。たとえ法令科目で満点を取ったとしても、一般知識問題で足切りを食らえばジ・エンドとなるからです。とはいえ、全体としてみれば得点配分はそう多くはなく、クイズのような(よくネタにされる)奇問難問も出るので、なかなか対策が難しい部分でもあります。

そこで、最も効率的な一般知識問題対策をお話したいと思います。参考にしてください。

基本的には捨てる

結論から先に述べると、一般知識問題対策は・・

6問ギリギリでクリアする

これが私の提案する最善の策となります。

言い換えれば、対策しないのが最善の一般知識問題対策であるともいえます。

ダーツ

よって、基本的には捨てるということになります。

「えっ、捨てるのΣ(゚Д゚)」と思われるかもしれませんが、あくまでも「基本的には」です。まったく捨ててしまうわけではありません。要は、「ギリギリ6問が取れる分だけの勉強をして、他は捨ててしまいましょう。」ということです。

なぜこのような提案をするかというと、単純に一般知識に時間をかけるのはもったいないからです。行政書士試験はあくまでも民法・行政法が中心の試験であり、しかも、民法・行政法の範囲・分量は膨大なので、他の科目に必要以上の時間をかけてはいけないのです。中には一般知識で点数を稼ごうと目論む人もいますが、そんな効率の悪いことはしないほうがいいです。

そこで気になるのは、無駄なく少ない量で、ギリギリ6問取るための戦略かと思います。それを今からご紹介します。

ギリギリ6問取るための戦略

まず、流石に6問ギリギリを狙うのは、ちょっとしたミスで地獄を見るので7問ぐらいを狙う戦略を提案します。その戦略が以下となります。

文章理解は3問全問正解する

文章理解は全問正解を狙います。全問正解というとプレッシャーと不安を感じるかもしれませんが、行政書士試験を受験する方の国語力であれば絶対取れます。ただ、

それがうまくいかないよね

と仰る方もいられるでしょう。実は、うまくいかないのには理由があります。

その理由は何かというと、時間が無くて焦って解いているためです。多くの受験生が文章理解の部分を焦りながら解いています。これは、文章理解問題が最後の3問であるため、多くの受験生が法令科目で時間を費やした後に解いているためです。または、これを嫌って最初に解く受験生もいますが、これでも後に法令科目が控えているため急いで解く傾向にもあります。

そこで、文章理解は1問10分を費やしてじっくり解くことをおすすめします。

その具体的方法は、問1から問57までを2時間半で終わらせて、後半の残り30分、1問10分かけて文章理解を解くという方法となります。

ここで、はっきり言います。

時間をかければ文章理解は絶対取れます!

なので、時間をかけましょう。なお、この方法の詳細に関しましては行政書士試験攻略法-おすすめ解答順番にて解説していますので参照してください。

以上のように、文章理解に時間をかけて確実に3問ゲット(* ̄0 ̄)/ しましょう。

常に政治経済用語を意識する

行政書士試験の一般知識問題で確実に多く出される領域が政治経済問題となります。

そのため、大学受験の政治経済問題や公務員試験の時事問題を解いたりするのが王道のやり方でしょう。ただ、これをこなすのは結構しんどい作業となりますし、当然時間も取られます。

そこで、効率よく政治経済問題をこなすために提案したいのは、常に政治経済用語を意識して、ググるクセをつけましょうということです。

どういうことかというと、ネットニュース・テレビ・新聞等で知らない政治経済用語が出てきたら意識的に調べるということです。

ニュースを視聴していると「OECD」「日銀による金融緩和」「FRBによる利上げ」といった政治経済用語が頻繁に出てきます。このような用語が出てきたらググってウィキペディア等で調べましょう。普段から政治経済用語に敏感になって調べるクセをつけてください。

大変な作業のように思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなに大変な作業とはなりません。なぜならば、隙間時間に少し意識的に行うだけでいいからです。

具体的には、通勤・通学時にネットニュースを見ていて知らない用語が出てきたらそのまま調べればいいだけです。その際、記事内に説明があったり、リンクが張ってある場合もありますので、一読するかクリックしましょう。

現在、私たちはスマートフォンという最強のアイテムを誰もが手にしているのです。いつでも、どこでも、なんでも、調べることができる、とてもいい時代に生きているのです。このメリットを最大限に活用しましょう。

このような行動を行うだけで政治経済に関する知識が高まり、政治経済問題の領域で3問は取れるでしょう。もしこれだけで不安ならば、試験本番直前(1か月前から数週間前くらい)に政治経済の問題演習を少しやって、確認をするのもいいでしょう。

これで、もう3問ゲット(* ̄0 ̄)/です。

職業スキルがそのまま得点になる場合も

以上の2つやり方で3問+3問で6問クリアです。

「でも、これではやはり不安だ(´;ω;`)」という方もいるかもしれません(まあ、これだとギリギリだからね(;^ω^)・・)。

そこで、皆さんに朗報があります。実は、受験生の(働いている方限定ですが)多くの人は素で1問は取れる可能性を持っています。どういうこと?と思われるでしょうから説明します。

それは、あなたの職業スキルがそのまま得点に繋がる可能性もあるとうことです。

陶芸

実は、行政書士試験の一般知識問題では、特定の職業についていれば解ける問題が過去に出ています。具体的には、ある年度では「秘密鍵」「公開鍵」というIT用語の問題が出されました。これはIT業界で働いている方にとっては楽勝の問題だったでしょう。また別の年度では、「ペットショップの営業時間は何時まで?」といった奇問が出されたこともありました。ペット関連の職業についている方であれば解けたのではないでしょうか(たぶん少ないでしょうが(;^ω^))。

このように、あなたが取得してしてる職業スキル・知識が得点になるような問題が出題される可能性もあります。

そして、そのような問題が出題されたならばさらに1問ゲット(* ̄0 ̄)/となります。

やはり重要なのは行政法と民法

以上のやり方が、行政書士試験の一般知識問題で7問正解を狙いつつ6問ギリギリでクリアする方法となります。

そして、言いたいことがあります。

それは、行政書士試験は法令科目中心で勉強するもの、特に行政法・民法のマスターになることによって合格が見えてくる試験であるということを忘れないでください。くれぐれも「一般知識問題で得点を稼ごう(* ̄0 ̄)/ !!」といったよこしまな考えは起こさないように注意しましょう。

一般知識問題を効率よく最小限でクリアして、法令科目に全力でコミットしましょう!!

このことが私の一番伝えたいことであり、合格のためのアドバイスとなります。

以上となります。この投稿が皆さんのお役に立てれば嬉しいです。